一流は一流を知る。穴馬に一流の騎手が乗るとやはり怖い。プッシュしハイペースに見せかけたスローペースで騎手の心理戦を制し、土曜日と比べて指し馬も届くようになったがまだ前が残りやすい馬場状態。あらゆる要因が重なりイングランディーレは勝ったのではないかと思う。
長距離は騎手の腕のみせどころ。今回の様な有力馬でけん制しあう展開で怖いのは「大逃げ」ではないだろうか。イングランディーレはゲートを出た瞬間にプッシュプッシュ!そうなると他の先行馬は控えざるを得なく、あれよあれよと最大で20馬身までに広げた。有力馬に乗る騎手にとってはどこから仕掛けるかがポイントになった。この仕掛けのポイントが他有力馬をお互いにみてということになり、リンカーン、後ろから行ったザッツザプレンティ、ネオユニヴァースは完全に仕掛け所を誤ってしまった。その仕掛けのけん制に参加しなかった前2頭の有力馬ゼンノロブロイ、シルクフェイマスが何とか着に残ったというところ。ただ、かつてのパートナー小林淳が乗っていたとしても、この結果は引き出せなかっただろう。やはり、一流の騎手がやられて嫌なことを知っている一流騎手だからこそできた「大逃げ」という芸当だと思う。
もちろん、馬の調子うんぬん、能力うんぬんもあっただろうが、それ以上にイングランディーレの最高のパフォーマンスを引き出したノリの騎乗は褒めるべきだ。何よりも、GIでは2着続きが多かった。そういった意味でも嬉しい勝利。おめでとう、ノリと言いたい。
ペースはスロー、馬場状態は前残りで後ろからは届かない。そう考えていた昨日の分析を深読みせずにいれば、もしかしたらこの馬券は取れたのかもしれない。・・・というか、実は馬券は取っていたりする。というわけで見たい人だけ見てください。だって前日予想と違うし。そう思うと素直には喜べない。
基本的にウインズに行って買うわけなんですが、8レースあやめ賞の武豊の騎乗(2番人気15着後方侭)をみて武豊騎乗のリンカーンの評価を下げました。基本的には前が残るだろうと芝のレースをずっと見ていました。10レースの2400mの烏丸Sはスローの上がり勝負。天皇賞も十分にこのケースは考えられる。ここで、上がりの速い馬を探しました。そうして、浮上してきたのが2400mで33秒5を記録しているシルクフェイマス。・・・・この馬ならハイペースでも前残りの馬場で何とか粘れる、スローになっても上がり勝負に分がある、どの状況にも耐えられるんじゃないか。そう思いオッズを確認したら、5番人気で単勝14倍、複勝3.1-5.2くらい。こ、これは!!そう考えていたら投資金の8割を複勝に賭けてました。ゼンノロブロイと比べても1.8倍も違うので結果的には成功。今度は前日までに書けたらと思います。ここまで読んでもらいありがとうございました。