そんなに詳しくはないのでぱっと感じたことを書いた感じですが、認定厩舎制度はどうなのかを考えていきたいなと思う。ほんとに適当に思ったことなので。
社台グループの牧場が認定厩舎に (netkeiba.com)コスモバルクを輩出した認定厩舎制度 (外厩)。それに続けとばかりに社台も参入してきており、受け容れの調教師たちも歓迎ムードなんでしょうか?
ここで問題となってくるのが空洞化が起こるのではないかということ。外厩を利用する馬はコスモバルクのように中央を視野に入れてローテーションを組むはず。そうなると、ホッカイドウ競馬内でのレースレベルの低下の恐れが出てくる。外厩で思い浮かべるのが、コスモバルクのローテーションなりだったりするわけだけど、実際には相当きつい遠征があり能力を発揮しきれる馬は多くはなさそう。コスモバルクはとりわけ身体が強そうな印象もあり、そう考えると、外厩に夢を描くのはなかなか厳しいと思う。
実際これはやってみて、統計・データなどをわからないが、輸送技術が進歩したとはいえ、美浦から関西へ、栗東から関東へも気を使うわけだから、ましてや、北海道から関東へなどは馬に厳しすぎるだろう。札幌、函館をメインに考えるならまだ理解できるが、そのような馬が果たしているだろうか?
遠征の影響などでちょっと足りない馬などは、中央への転厩も考えられるわけで、結局、外厩がもたらすものはメリットよりデメリットのが多くなるような気もしてくる。コスモバルクのときは調教師が断り続け、田部調教師に行き着いたというエピソードがある。このとき、断った調教師たちはそれなりの理由があって断ったはずなのだが、その理由を見失っているような…。
外厩は名義貸しの部分は否めないわけだし、コミュニケーションが重要になってくるハズ。厩舎運営に大きな影響を与えるという意味において、中央への転厩などの問題が円滑に進むとは考えにくいし 。強い馬は中央へ遠征し、ホッカイドウ競馬では走らないケースも考えられる (たとえば、いまのコスモバルク)。このままじゃ、利用されるだけな気もする。認定厩舎制度を発展させていく必要はきっとあるだろう。
まぁ、競馬界にとっては良いことなんでしょうけどね。ただ、ホッカイドウ競馬は山積みな課題を少しづつ解決していかなくちゃならない。JRAとの関係などという点でなかなか解決するのは難しいなぁと感じますが、どうでしょうか?
サラブnetのコラムに「内きゅうと外きゅうの間」っていうのがあります。
http://www.nikkei.co.jp/keiba/column/20031123e1h2301x23.html
ぜあみさん、ありがとうございます。
それに絡めて書ければよかったなぁとちょっぴり後悔。