勝負にいく騎手はやはり、勝っても負けても応援していて気持ちがいいものだと思う。そんなレースが行われたのが、今年の宝塚記念。
という言葉があるんだけど、競馬を見ている側からすれば「それは当然のことでしょ」みたいな風に思ったファンも多いのではないかと思う。この「前の馬に悪い」というような常識が中央競馬界に根付いていると思われる。そして、それが近年の外国人騎手の活躍、地方騎手の活躍につながっているような気がするのだ。
外国人騎手、地方騎手は中央にやってくるくらいだから、その腕も素晴らしいものを持っているのは確かなんだろうけど、何より騎乗依頼する調教師サイドからしてみれば、「しがらみ」がないのが高ポイントだろう。仮に、非常識なことをしても、騎手自身には影響はそれほどないし、調教師にしてみれば騎手へ責任をなすりつけられる。また、そういった非常識は勝利をもたらす。既存の騎手よりはそちらへと傾くのは当然の流れかなぁと思う。
そうした視点から競馬を見ると、少なくともGIなどの大きなレースでは常識にとらわれる騎手が勝ててないなぁと感じる。名前を挙げれば、あのトップジョッキーなんだが。最近ではマイネルマクロスが出遅れた皐月賞、ファインモーションでタップダンスシチーにあおられた有馬記念が印象的だろうか。どちらも、自分のミスについてを放棄していた気がする。
条件戦、オープン特別などはまだまだ常識が存在し続け、GIでは非常識な騎乗をする者が勝つ傾向に、これからも進んでいくだろう。それは去年や今年の武豊の成績が如実に表しているんじゃない?武豊がそういった常識を破るのに、もっとも最適な人物でもあると言うのは皮肉かもしれないけど。その常識を作ったのが武豊だとしたら、それこそユタカ・マジックなのかもしれない。
よくみたら、日付が間違えてました。
ちゃんとみると、トラックバックのほうが記事よりはやくて「え?!」ですね。
一応、この記事は6月29日に書いたものです。