夏競馬も外国人騎手を呼ぶのかよ!と言いたくなる記事。たださすがにシェルゲームには藤田を、ウインシュナイトにホワイト騎手ということで、闇雲に騎乗をお願いしているわけではないようだ。というよりも、一貫したポリシーがあるといっていい。
もともと馬は好きなように走りたいもの。だが、レースで全力を出すべきは後半の勝負どころで、前半は我慢して余力を残さないと勝てない。岡部騎手は経験の浅い馬に、我慢を覚えさせる。最初は抑えが利かない馬でもあきらめず、根気よく言うことを聞かせようとする。繰り返すうち、いつしか馬は人間の命令に従うことを覚える。
また、馬に「レースは苦痛なもの」という意識を植え付けない点でも秀でている。私は外国人騎手を多く起用するが、彼らは1年で最大3カ月の免許期間中に、結果を出そうという意識が強過ぎ、若い馬に過剰な負荷をかけることがある。その点、岡部騎手はあまりムチを使わないなど、配慮が行き届いている。
としていて、我慢が出来ない馬には外国人騎手を乗せたくないとしている。逆に言えば、過剰な負荷をかける外国人騎手のときは勝負気配。
となると、2頭出しの巴賞。ウインシュナイト (keiba@nifty)は外国人騎手のときの成績をみると勝負気配。だが、シェルゲームに藤田が乗るということで、微妙なスタンス。シェルゲーム自体は決して大きい馬ではないので、斤量が51でチャンスというのは確かな事実。ただ、ここはオッズ次第ではあるが、藤沢和厩舎はウインシュナイトで勝負という選択肢を入れて予想するのがなかなか面白い。