10年で44%減少した種牡馬 (netkeiba.com)
メジロライアンの種牡馬評価 (昨日の風はどんなのだっけ?)
良くも悪くも人気商売だから仕方ない…ということもできるんだが、そういう構造になっているのが原因ではないか?「え?どういうこと?」というと、生産の現場は、いわゆる走るであろう仔・良血馬が売れるという現状がある。これ自体は正しい。ただ、それが実力を判断してのものではなく、期待込みの人気商売になってしまっている。
生産者の目的はレースに馬を生産することが目的だと思うのだが、どうも売れる馬を生産することに熱心になっているような気がする。これはイコールじゃないの?と思う人もいるとは思うけれど、違うのではないかと思う。レースに勝てる馬を生産すれば、その生産者は評価され、その強い馬の弟妹には高評価が与えられる。
ただ、そのような強い馬が生まれていない生産者にとっては人気のある種牡馬を交配せざるを得ない。まずは、売らなくてはならないのだから。そうなると、内国産にもいい馬がいるが、同じ血統の外国産種牡馬ブランドに頼らなくてはならなく、内国産の種牡馬は能力があっても併用停止になってしまう。もちろん、内国産を評価して交配する生産者もいるだろうが、それはオーナーブリーダーであったり、余裕のある人に限られてしまう (そんな生産者はいないだろうが)。
レースに勝てる馬の生産者も同様に、さらにブランド力のある種牡馬をつければ、より高い値で売れるのだからブランド力のある種牡馬へ移行してしまうだろう。そうなると、内国産種牡馬のとる道は標準以下の繁殖牝馬であったり、もしくは、種付けすらできなくなってしまうのではないだろうか?
それなら、どうすれば良いかと言えば、人気商売を実力主義にしてしまえばいいのだ。いまの生産者の主な収入源は仔馬を売ることが中心で、レースに走る馬を生産して売るということだろう。端的に言えば、賞金の20%を生産者に充ててしまえだ (生産者賞は廃止して)。この際には調教師も10~15%にして、馬主の割合を50~60%に落として、預託料を半分近くにするのが望ましい。
これで、どういうことになるかというと、高く売れる人気のある馬を生産するより、走る馬を生産するしかなくなる。この状況では、馬を馬主はその投資したお金を回収できないから高くは買えない。そして、生産者も同じように売ることによっては回収できないから、走る馬を生産しなくてはならない。調教師は預託料が半分になり、ますますの実力主義になる (馬主の負担を減らすという意味もあるが)。
結果的にはそれぞれの収入はおそらく変わらず、目的を失った人気商売でなくなると思う。これならば、内国産種牡馬も競争に参加できると思うんだが、どうだろう?結果を出しても人気が出ない現状は、いかがなものでしょうか?